【IFAコラム】40代の富裕層におすすめしたい資産運用の考え方
2024年4月5日(金)
株式会社アイ・パートナーズフィナンシャルの所属IFA、亀井岬と申します。
金融資産を1億円以上保有される富裕層の方々からご相談をお受けしております。
専門家や機関投資家が愛用するブルームバーグの専用情報端末を利用し、債券分析やポートフォリオ分析を行っております。現在は数十世帯から数十億円の資産を仲介する証券口座で管理し、資産運用のアドバイスを行っております。
本日は「40代の富裕層におすすめしたい資産運用の考え方」についてお話させていだければと存じます。最後までご覧いただけましたら幸いです。
40代の富裕層におすすめにしたい資産運用の考え方
本日は私が40代の富裕層からのご相談の中で特に意識してお話している内容について、2点に絞ってお伝えさせていただきます。
・失敗を経験すること
・流動資産の確保
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失敗を経験すること
まず40代の資産運用においてお伝えしたいことが「失敗を経験すること」についてです。以下内容についてお伝えしています。
・取り返しのつく失敗を経験すること
・アドバイザーはお目付け役
- 1.取り返しのつく失敗を多く経験すること
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40代で富裕層となられている方の資産形成の仕方は大きく二つに分かれます。一つ目は相続によって資産が形成された場合です。もう一つが、M&Aを通じて会社を売却し、資産を形成されたという場合です。
いずれにしても、資産運用を通じて1億円以上の金融資産を40代で築かれるというパターンはほとんど見受けられません。つまり40代富裕層の方々は資産運用に関しての経験が浅い方が多いということです。
投資経験が浅い中で、突然億単位の資産を形成された40代の富裕層には「取り返しのつく失敗を経験すること」についてお伝えしております。
世の中の資産運用には取り返しがつかない失敗と、まだまだ取り返しのつく失敗の二つのパターンが存在します。そして年齢が上がるにつれて、取り返しのつかない失敗の重みが大きくなります。
これは人生における様々な出来事にも共通することであると考えております。だからこそ40代ではあえて資産運用における失敗も経験していただきたいと私自身は考えております。
- 2.アドバイザーはお目付け役
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大変偉そうに聞こえておりましたら申し訳ありません。しかしまだまだ資産運用の経験の浅い方には、資産運用自体が大きな失敗につながり、人生に悪影響を与えないよう導いてくれるお目付け役が必要であると考えています。
特に取り返しのつく失敗をご経験いただくことをお伝えしている私としては、取り返しのつく失敗が取り返しのつかないものとならないよう、しっかり確認させていただく役目を担う人が必要であると考えています。
そしてそのお目付け役には、多くの場合は親世代はなりにくいことが考えられます。なぜなら先ほども述べましたように40代で富裕層となられている方の多くは、相続かM&Aで資産を形成されていることが多いからです。
資産形成の方法が相続の場合は、当然ながら頼るべき親世代の方に相談することは難しい場合が考えられます。また40代でM&Aで富裕層となった方々は、その方自身が会社を立ち上げ売却されたパターン多く見受けられます。
よって親世代はそこまでの富裕層でないという状況も見受けられ、いずれにしてもお目付け役として叶わない場合が多く見られます。
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流動資産の確保
次にまだまだ支出の多い40代にとって意識すべきこととして、「流動資産の確保」が挙げられます。
・住宅購入のため資金確保
・事業投資への資金確保
- 1.住宅購入のため資金確保
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40代において、突然多くの資金が必要な場合はどのようなパターンが考えられるでしょうか?一つには住宅購入が挙げられます。
昨今の不動産価格の高騰により、東京で坪単価1000万円前後でマンション購入を検討する必要性も出てきております。家族で居住するための不動産を東京都内で購入する場合には1.5億円から2億円が必要になる場合が散見されます。
そのような資金をすべて手持ちの現金で賄う必要性はないかもしれませんが、数千万円単位で現金の流出を想定しておくべき世代が40代であると言えると思います。
- 2.事業投資への資金確保
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また40代で多くの資産を手にされた富裕層にとっては長年の夢や目標の実現のために、思いがけない事業投資のチャンスが訪れる場面も想定されます。
この場合、住宅購入と状況が異なるのは借り入れに頼ることが難しいことです。事業投資では不動産と異なり銀行が担保を設定することが難しいため、融資に資金を頼ることは想定しにくいことが現状です。
いずれにしても、突然舞い込んだ大口資金需要に対して、数か月で資金決済を行う必要性に迫られる場合も多く、そもそもそのような場合を想定して資産運用を行うかどうかは重要な観点であると考えています。
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最後に
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