【投資のご相談事例】年収3000万円超の外資系企業勤務の富裕層:50代のご相談者様

2023年6月17日(土)

株式会社アイ・パートナーズフィナンシャルの所属IFA、亀井岬と申します。

金融資産を1億円以上保有される富裕層の方々からご相談をお受けしております。

専門家や機関投資家が愛用するブルームバーグの専用情報端末を利用し、債券分析やポートフォリオ分析を行っております。現在は数十世帯の数十億円の資産に対して運用のアドバイスを行っております。

本日は外資系企業勤務の鈴木様(仮名)からのご相談を紹介させていただきます。

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目次

ご相談者様のご紹介

  • ご相談者:鈴木様(仮名)50代の会社員でいらっしゃいます
  • ご家族構成:配偶者とお子様(2人)の4人家族でいらっしゃいます
  • 年収:鈴木様お一人で年収3500万円程度を得られています

金融資産は1億円(ポートフォリオ内訳:日本株式、米国株式)

  • 預金:3000万円前後
  • 投資資産:7000万円前後
  • 投資資産内容:日本株式2000万円、米国株式5000万円

鈴木様(仮名)は50代の外資系企業勤務の会社員でいらっしゃいます。ご家族構成は配偶者とお子様2人の4人家族で、鈴木様お一人で年収3500万円がございます。金融資産1億円はご自身の収入からの蓄積により構築されました。

ご相談者様の金融資産の内訳ですが、預金が3000万円前後、投資資産が7000万円前後となっておられます。さらに投資対象の内訳は、日本株式2000万円、米国株式5000万円となっています基本的な投資方針は、株式を中心に分散投資を行うというお考えをお持ちでした。

お客様のお悩み(パフォーマンスの悪い株式の処遇・資産全体の管理)

  • パフォーマンスの悪い株式の処遇をどうするべきか
  • 資産管理会社含めた資産全体の管理をどのように行うべきか

鈴木様は2021年ごろからTwitterで話題となった日本株のインフルエンサー、米国株のインフルエンサーの推奨する銘柄を保有され、その一部が大きな含み損を抱える形となり、その処遇に悩まれておいででした。

また資産全体が複数の証券会社、イデコ(iDeCo)、投資一任勘定専門の金融機関など、様々な置き所に点在していたため、その管理に大変お困りでいらっしゃいました。さらには資産管理会社もお持ちで、個人だけでなく、法人の資産管理に対しても目くばせをする必要がございました。

私からのご提言(損益通算、投資一任の見直し、ETFからインデックス投信へ)

  • 含み損の大きい銘柄は損益通算のタイミングを計る
  • 投資一任勘定の大胆な見直し
  • ETFからインデックス投信へ
1.含み損の大きい銘柄は損益通算のタイミングを計る

私が常に思っていることは短期的に個別銘柄がいつ上昇するかどうかは誰もわからないということです。ですから、すでに含み損の大きくなってしまった銘柄はそもそもの購入理由を振り返っていただいた上で、その購入理由に対して、現在の状況がどう変わっているのかを確認頂いております。

今回はそもそもインフルエンサーの方々の推奨銘柄ということで、ご自身でしっかり調査された銘柄ではないため、ご相談者様としても継続的に保有して元本まで戻ることを待つよりは、ほかの金融資産との損益通算が出来るようであれば、そのタイミングでの売却を行うという考えで一致しました。

2.投資一任勘定の大胆な見直し

ご相談者様が2000万円程度のお金をお預けされている投資一任運用を行う金融機関のポートフォリオについて確認させていただきました。結果、米国上場のETFを中心に数銘柄でポートフォリオを構築されていることが分かりました。

それぞれのETFは私がご紹介できる商品でもありますので、その内容について分析させていただき、値動きや特性をお伝えさせて頂きました。

また世の中にはETFや投資信託が何千銘柄と存在するわけですので、同じ2000万円を私であればどのようなポートフォリオで投資を行うのかについてお話させていただきました。

結果として私の考え方に共感頂き、投資一任勘定の資産を売却し、ネット証券でIFA口座を開設いただいた上で、私が担当としてアドバイスさせていただく運びとなりました。

3.ETFからインデックス投信へ

投資一任勘定の金融機関の他に、すでにネット証券でも米国上場のETFに分散投資を行っていらっしゃいました。この部分に関しましてもその中身の分析を行い、ETFのメリット、デメリットをお伝えさせて頂きました。

結果として、インデックス投信を使った分散投資への切り替えを行う運びとなり、すでに口座開設を行っているネット証券において、IFA担当をつけるお手続きを行っていただくこととなりました。

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私を担当IFAとして選んでいただけたポイント

  • 説明が分かりやすくロジカルであること(ご本人のご感想)
  • 投資商品に対する幅広い知識を用いて、ETF運用以外のご提言にご理解いただけたこと
  • 顧客本位のご提案にこだわるIFAであることをご理解いただけたこと

私が大切にしていることは「自分が心の底から思っていること」をお伝えすることです。マーケットの状況が悲観的でもごまかすことはありませんし、わからない事は正直に「わからない」とお伝えします。

他社の商品が良いと思えば良いと申し上げますし、駄目なものはダメと申し上げます。それがお客様からの信頼に繋がると思っています。

今回ご相談者様には、「方々にご資産が分散しすぎであること、かつ分散投資をしているように見えて、実は同じようなリスクを取ってしまっていること。」について率直に申し上げました。

鈴木様も、投資一任勘定専門の金融機関を含めて、様々な会社で資産運用を行っている結果、全体把握が難しくなっていることをお感じでいらっしゃいました。特に以下のような観点でご満足をいただけたのかなと考えております。

1.説明が分かりやすくロジカルであること(ご本人のご感想)

ご相談者様は外資系企業の管理職のお立場でいらっしゃるため、日々ロジカルな報告を行う、あるいは報告をされるお立場でいらっしゃのではないかとご面談当初より推察しておりました。

私が心がけていることは、お客様ごとにわかりやすいお言葉、お話の組み立てで物事をお伝え申し上げるということです。ご相談者様ごとに様々な人生を歩まれ、思考回路も様々でいらっしゃいます。

例えば私自身は大学で投資教育の授業を行っておりますが、学生は人生経験が少ないため、富裕層のお客様にお話するような話し方では伝わる内容も伝わりません。

それぞれのお客様のお立場に合わせたお話の仕方を意識するという姿勢をご評価いただけたのかなと考えております。

2.投資商品に対する幅広い知識を用いて、ETF運用以外のご提言にご理解いただけたこと

昨今はETFやインデックス投信に預けておけば、それでいいというお考えの富裕層の方々も、ネット世代を中心に増加していると感じております。私自身大きく間違ってはいないと考えております。

一方でETFと投資信託は本当に無数に存在します。そのような中で、一部のインフルエンサーを通じてYoutubeなどで推奨されている商品に多くの方が注目し、お金が流れているように感じています。

ところがお客様ごとに家族構成、収入、資産構成、投資方針は全く異なります。にもかかわらず多くのネット世代の方々が同じ投資対象にかなりの金額の投資を行っていることには違和感を覚えております。

重要なことはそのようなご相談者様それぞれのお立場を勘案したうえで、総合的にポートフォリオを考えることです。今回はそのような私の考えに共感頂き、ポートフォリオの見直しを行っていただくこととなりました。

3.顧客本位のご提案にこだわるIFAであることをご理解いただけたこと

IFAになったからと言って、全てのIFAが必ず顧客本位、つまりお客様のことを第一に考えたご提案が出来る状況にあると私は考えておりません。なぜならIFAになったとたん、基本的には収入は自分で稼ぐ必要があり、収入を得るためには手数料が必要だからです。

手数料をいただくためにはお預かり資産に連動して手数料をいただく残高手数料というフィーモデルもありますが、まだまだ大勢は売買の都度手数料をいただく売買手数料モデルが中心です。

私が考えるこのモデルの危ういところは、売買すればするほど手数料がIFAに入るわけですから、IFAに売買の提案を行うモチベーションが生まれることを否定できないということだと考えています。

そこで私自身は、楽天証券がIFA口座専用に導入している、お預かり資産に応じた残高フィーを頂戴する「管理口座コース」を必ずお客様にお話するようにしております。

口座残高合計の1%(税別)を手数料(残高フィー)として頂戴し、株式・投信・債券の売買についての手数料は無料またはごくわずかというサービスで、売買をすることで担当者に手数料が発生することはありません。

このモデルは値上がりやお客様のご入金によって資産残高が増えることで、IFAの手数料も増えるため、私はお客様とアドバイザーのベクトルを一致させることが出来るモデルであると考えております。

結果的に私がご担当させていただくお客様の半数以上はこの手数料モデルをご選択いただいております。ご相談者様にも私自身が顧客本位にこだわるIFAであることをご理解いただけたのではないかと考えております。

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今後の流れ(ライフプランニング・ポートフォリオ運用・資産管理会社活用)

  • 継続的なライフプランニング
  • 方々にちらばった資産をポートフォリオにて管理
  • 資産管理会社活用
1.継続的なライフプランニング

今後は年に数回ご相談者様とWeb面談を行わせていただき、ポートフォリオのご報告を行うとともに、ライフプランニングについて確認させていただくこととなります。

私自身、大学では投資教育とともにライフプランニングを教えているため、ご相談者様に満足のいただける内容をお伝え出来るのではないかと考えております。

2.方々にちらばった資産をポートフォリオにて管理

ご相談者様は海外へのご出張も含めて非常にご多忙なお立場にいらっしゃり、ポートフォリオ管理に全神経を集中することは出来ません。

私自身、資産管理は手段であって、目的ではありませんので、資産管理に人生の大切な時間を多く費やす必要はないと思っております。ですから信頼に足るアドバイザーを担当としてつけていただくことで、そのようなお客様の大切なお時間をさらに有効活用いただけるように努めて参ります。

3.資産管理会社活用

高収入を得られている方々を中心に資産管理会社を設立されていることも多く見受けられます。鈴木様も不動産を管理することをメインとして、資産管理会社を設立されており、そこでの余剰資金をどのように活用するのかについてもお悩みをお持ちでいらっしゃいました。

結果的には余剰資金の一部に対して債券を中心としたご提案を行わせていただいた結果、口座開設を行っていただくこととなりました。

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ご相談

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株式会社アイ・パートナーズフィナンシャル

金融商品仲介業者  関東財務局長(金仲)登録番号 第314号

個別相談ではご紹介する商品等の勧誘を行う場合があります。各商品等にご投資いただく際には商品毎に所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。 又、各商品等には価格の変動等による損失を生じる恐れがあります。

各商品等へのご投資にかかる手数料等およびリスクについては、当該商品等の契約締結前交付書面、目論見書、お客様向け資料等をよくお読みになり内容について十分にご理解ください。

所属金融商品取引業者等

楽天証券株式会社

金融商品取引業者 関東財務局長 (金商)第195号
〈加入協会〉
日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会

株式会社SBI証券

金融商品取引業者 関東財務局長 (金商)第44号、商品先物取引業者
〈加入協会〉

日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会

あかつき証券株式会社

金融商品取引業者 関東財務局 (金商)第67号
(加入協会)

日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会

東海東京証券株式会社

金融商品取引業者 東海財務局長 (金商)第140号
〈加入協会〉
日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会

野村アセットマネジメント株式会社

金融商品取引業者 関東財務局長 (金商)第373号
〈加入協会〉
一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

・当社は所属金融商品取引業者等の代理権を有しておりません。

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